今年はドロミテの滞在旅しか実現できなかったのが残念です。 このブログを通して、もっと沢山の方にアルプスで暮らすように旅することの 楽しさを知ってもらいご一緒させていただけたら嬉しいです。 来年はスイス滞在旅の企画を考えています。 ロイカーバートでの滞在を検討していますが、自分自身は予算の関係上Sierre近くの村にアパートをかりました。
昨年秋は暖かく11月始めでも雪が無く2000m以上の標高でのハイキングが 楽しめましたが、今年はどうでしょうか。 雪が降る前にハイキングコースの下見ができればと思い9月末から出かけます。 ”今年は厳しい冬になる”とは8月にご一緒したドロミテのハイキングガイドの言葉。キノコが沢山出ると厳しい冬になるとの地元の言い伝えがあるそうで、今年はまさにキノコが沢山とれるそうです。9月末からハイキングコースが雪に埋もれないことを祈っています。
今回はFerretの谷、Venyの谷、Gemmi峠、Aletsch氷河、Saas谷などのハイキングコースを歩いてみます。ArollaやZinalのハイキングコースも面白そうかなと考えていますが・・・。(昨年時間が足りずにほんのちょっとしか歩けなかった)どなたかローヌの谷辺りでここは是非お勧めといったハイキングコースをご存知でしたら教えてください。
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何度でもチロルの旅
2008年6月から7月にかけて浅野さんのツアーで南チロル、セストの旅をしてきました。オーストリア側のチロルとイタリア、ドロミテなど南チロルは何度来ても、また来年も来たいなと思うようになる、素晴らしいところです。
もう40年も前になりますが、「10 dollars a day 」という、今のガイドブック「地球の歩き方」に似た、1日10ドル(3,600円)の、若者向けの旅行ガイドがありました。
ウイーンの駅前から始まる第1回チロル旅行は、私の21才の時、何も旅行の知識もなく、リュックサックを背負って始まりました。あてもなく、ウイーンからザルツブルグ行きの切符を買って、列車に乗りました。
車内で前の座席に座ったおばあさんに、これからザルツブルグまで行くこと、初めて来たので、どこに行ったら良いのかわからないというようなことを話しました。すると、ザルツブルグでは、ホーエンザルツブルグという城跡があるからケーブルカーで登りなさいと、親切に教えてくれました。そこで目にしたザルツブルグの美しい景観は、今でも目に焼きついて消えません。
ザルツブルグからは、「10 dollars a day」 の記述にあるように、高速道路のインターに立って、親指を突き出し、ヒッチハイクを始めました。行く先を決めていませんから、地図で西の方にある、インスブルックに行きたい、その方向に連れて行って欲しいと頼みました。途中、国境を越え、ドイツに入るなど、どこをどう通ったかわかりませんが、ヒッチハイク4回の途中で日が暮れました。親切にも、乗り込んだ車のドライバーは私の様子から判断して、途中のホテルまで連れて行ってくれました。
今から考えると、おそらくインスブルックの手前50キロ程度の、イエンバッハのあたりまで、到達していたと思います。偶然ではありますが、チロルのど真ん中でした。朝、起きると、6月でしたが周囲の緑濃い田園風景、向こうに見える山々の美しさに目を奪われました。地球上にこんなに美しい場所があったのかと思いました。私はいずれ、余裕ができたら必ずまたここに来ると決めました。
この学生時代の無鉄砲な旅は、さらにスイス、イタリアに足を伸ばし、旧ユーゴスラビア、ギリシャを通リ、地中海を船でイスラエルまで達しました。ヒッチハイク6回でスイスのフルカ峠からベニスまで行きました。あとは主として鉄道で移動、ユースホステルや親切な土地の方の家に泊めていただくなどして、約30日間にかかった費用は結局、5~6万円でした。(往復の航空運賃を除く)
面白いことに、ドイツ語圏では、日独対訳集を片手に、カタコトの現地言語でやっていると、いつの間にか旅行に必要な程度のドイツ語ならば覚えてしまったことでした。この、ドイツ語会話は退職後の今、ヨーロッパ旅行に大いに役立っています。ここに、私のチロル旅行の原点があります。
インスブルック
インスブルックは、オーストリア西部のチロルの中心都市です。「イン川にかかる橋」という名のこの町は、ハプスブルグ家の女帝マリアテレジアに愛され、町は美しいゴシック様式の建築がたくさん残ります。ちなみに、チロル地方はすべてオーストリアのものでしたが、第1次世界大戦の結果、南部をイタリアに割譲したため、現在はイタリアの部分を南チロルと言っています。
南チロルはイタリア領になっても、その土地の暮らしぶりは、オーストリア時代のものが色濃く残っていて、住宅もオーストリア風で、窓には美しい花々が飾られています。ローマやフィレンツエなどのイタリアを旅行されたことがある方も、南チロルを訪ねると、ここも本当にイタリアなのかと独特の風物に驚きます。
インスブルックの王宮のそばから、北へケーブルカーが登っています。標高2,300メートル地点には絶好のハイキングコースがありました。トレッキング用の滑りにくい靴が必要です。上にはまだ、残雪がありました。
6月後半にもなると、さまざまな高山植物が咲き乱れ、花が好きな私の心も乱れて、デジカメを構え、たくさん写真を撮ろうとして時間を忘れます。
セスト、ドロミテ山塊の美しい谷
今年はこれまで訪れたことのない、南チロルヘ足を向けました。
ヴァカンスには、主として南からイタリア人、北からドイツ人の家族連れが数週間を過ごすためにやってきて込み合います。デンマークやアメリカからの客もいました。アメリカ人の父と娘を見つけて、今日はどこへ行ったのかとか、何が面白かったのかとか情報交換しました。1週間もすると仲良くなり、国際交流ができます。リエンツまでのバイクライドはこの2人からの情報をもらって行きました。
コルティナダンペッツオはスキー場として有名ですが、夏は北イタリアの有数の避暑地として賑わいます。近くのポルドイ峠まで行き、ロープウエイで2,950メートルのサッスポルドイに登れば、セルラ山群などのドロミテの素晴らしい景観が目の前です。プラトーピアッツアではクローダロッサの山容を目の前にできます。あたりは、一面のお花畑です。
トレチーメはドロミテを代表する特徴のある3つの岩峰です。途中にミズリーナ湖があります。湖面に映る風景は素晴らしいものがあります。
バスで、2,300メートル地点のアウロンゾ小屋まで行けます。そこからトレチーメまでは、登りの少ないトレッキング・コースで、約1時間半で行けました。天候の急変がありますから、雨具の用意も必要です。
セストの谷から東に約50キロの位置に、東チロルの中心都市、リエンツがあります。サンカンディドの町まで行き、レンタサイクルを借りると、ダウンヒル42キロのサイクリング専用の道路があって、リエンツまで行って来ました。気持ちの良い風景の中を走る、山岳地帯のサイクリングは実に爽快でした。面白いことに、帰りは上りになるため、自転車を列車に積み込んで帰ります。列車はヴァカンスに入ったイタリア人でほぼ満席でした。
日本人がヨーロッパでインターネットを使う場合には少し、問題があることがわかりました。日本からノートPCを持参して、現地でLANに接続する場合には、特に問題はありません。ホテルや空港、インターネットカフェなどに設置してあるPCを、ウエッブメールなどで利用する場合には、PCが日本語対応していないものが多数ありました。
欧州仕様のPCでも、日本語対応ソフトを入手して導入すれば良いのですが、私の行ったところは、日本人が来るのは稀であるため、ソフト導入がされていませんでした。
来年もまた来るために
チロル地方は、スイスなどに比較して、明らかに費用がかからずに済む、南国適地です。
大都市の宿泊を避け、ヨーロッパの田舎の旅に目を向けてみるのがお勧めです。今ではインターネットで探しても、経済的でかつ素晴らしい宿泊施設が容易に見つかります。
フェーリエンボーヌングは原則として自炊ですが、朝食がついている場合もあって、お値段は部屋貸し1泊12,000円~14,000円くらい。4人で泊まれば1人1泊3,000円~3,500円程度の計算になります。自炊なら市場やスーパーで新鮮な食材を仕入れて自分の好みで調理できるので、栄養バランスもとれるし、飽きがきません。基本的にキッチンとシャワーまたはバスがついています。必要な家具、食器、台所用品、ベッドと布団などはついています。7月8月の込み合う時期を外せば、現地で部屋を見せてもらいながら、気に入った宿泊施設を見つけることができます。一方、ハーフペンション形式の民宿では、2食付きの場合、1人1泊45~80ユーロ(8,000円~14,000円)と見れば良いでしょう。
今年、滞在したセストの谷のペンションは、パンフレットを見ると、6月に宿泊する場合、眺望の良い部屋に7日以上宿泊の場合、1人1泊2食、74ユーロ(1万2,500円)です。ヴァカンスで込み合う7~8月では、1人1泊2食、86ユーロ(1万4,500円)になっています。アグリツーリズモも食事が付いているため、宿泊費用は、ハーフペンションと同様ですが、今年、トブラッハの近くに見つけた、眺めの良いアグリツーリズモでは、時期により1人1泊2食、36~43ユーロ(6,100~7,300円)となっていました。(ハーフペンション形式)6月に宿泊する場合には、3月頃までに予約してくださいということでした。
現地に行って、何を見て、何をするのかを事前に、よく考えて計画します。もっとも、旅程も見るものも現地に行ってから考えるなど、ハプニングの連続であっても、それはそれで面白いものですが、バックパッカーなどの若者のやり方をすれば、シニアともなれば、かなり疲れてしまいます。やはり自分には、一ヶ所に長く宿泊する、ゆったりした滞在旅が良いようです。
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